更新日:2014/6/14 カテゴリー:その他 前の記事/次の記事 テレビで国道に関する話題をやっていたので、豆知識を一つ。 その前に、「国道・都道府県道・市町村道」の違いについて。 ・国道:二つ以上の都道府県を通過する道 ・県道:二つ以上の市区町村を通過する道 ・市道:その他の地域内で主要な道 となっている。 これを覚えておいて、下の文を読んでください。 さて、現在、島国日本では二つ以上の国を通過する道、というのはない。 ただ、二つ以上の国を通過する道、というものが過去に存在したのだ。 鹿児島県・沖縄県を走る、現・国道58号線である。 この道路は、昔は違う道を走っていた。 Google Mapを開いて、北谷(ちゃたん)で検索して欲しい。 国道58号線を見つけ、北谷信号が見つかったら、そのまま南下してみよう。 すると、「伊佐(北)」信号で二手に分かれているのが見えると思う。 本来、58号は海岸側を走っていた。現宜野湾バイパスである。 沖縄コンベンションセンターを通過し、もう少し進むと、合流地点が見える。 旧58号は、そのまま県道153号線を経て、国道330号線に入るルートをとっていた。 浦添大公園の前を西に進もう。大平交差点の方面だ。 しばらくするとモノレールと合流し、おもろまち駅が見えて来る。 さて、ここで安里十字路と安里三差路を曲がり県道39号線、牧志駅の方面に行こう。 お分かりだろうか。「国際通り」の文字が見える。 そう、この国際通りを経て旭橋へ至るこのルートが、旧58号だったのだ。 話は変わるが、沖縄の歴史をご存知だろうか。 太平洋戦争末期、沖縄戦で米軍に占領された沖縄は、戦後暫くアメリカの統治下にあった。 日本本土と沖縄の間で国が違うという状況が発生したのだ。 そう、これが「二つ以上の国を通過する道」日本唯一の国際通りである。 さて、最後にこの言葉で締めくくりたい。とある名言の改変である。 「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板やそこから派生したサイトを使うのは)難しい」 |